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異議あり! 脳死・臓器移植
渡部良夫:監修、人類愛善会・生命倫理問題対策会議:編
ISBN:4-88756-031-1、天声社、価格(税別):\1143 、270p、19cm
移植推進派が強調する「愛の行為」とは?
なぜ、反対派は反対しなければならないのか?プライバシーの名の下に報道されない臓器摘出の真実。
“ドナーカード”を持つことは、どういう意味を持つのか?
各界の権威が、波間に漂う「死」を多様な切り口で検証した。
移植一辺倒の医療界にメス。マスコミが伝えない移植医療の陰に隠された真実。
最先端救命医療技術で 救われていたかもしれない ドナー(臓器提供者)の尊い“いのち”。
1999年2月28日、高知赤十字病院で「臓器移植法」施行後初の脳死・臓器移植が実施された。しかしマスコミが報道する内容は“移植推進派”といわれる厚生省や移植ネットワークなどからのものがほとんど。偏りのない公平な情報が、一般には伝えられない。
移殖に反対する人たち(医師、看護婦、患者・家族、市民など)へのインタビュー、取材ルポを通し、脳死・臓器移殖にかかわるさまざまな問題を浮き彫 りにした内容。
“推進派”の強調する「善意」「愛の行為」という言葉の裏にある真実を、あなた自身に読み取っていただきたい。 |
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持ってはいけない! ドナーカード = 臓器提供現場からの警鐘 =
五島 幸明:編著、日本消費者連盟:共同企画
ISBN:4833154064、風媒社、価格(税別):\800 、68p、21cm
著者の五島幸明氏は、臓器提供施設に指定された名古屋掖済会病院の精神科部長でありながら、脳死・臓器移植に反対する市民団体「ナゴヤNO脳死」を主宰。脳死移植を“殺人"と位置づけ、病院内外に脳死移植反対をねばり強く訴え続けている。
同書は約七十ページのブックレットサイズで、文章も平易で読みやすい。脳死移植の問題点を網羅しながら、精神科医の視点から「臓器移植は人間の精神を破壊する行為でもある」と指摘。移植医療の中で精神病患者が差別的にドナーとされ、命を奪われてきた事実などもきびしく糾弾している。脳死移植の是非を問う論議の中でも、移植が人間精神に及ぼす悪影響については軽視されてきただけに、五島氏の指摘は貴重である。
また、東海三県の二十六の臓器提供病院へのアンケート調査結果(九つの病院が回答)を掲載。臓器移植法の厳格な運用がなされず「脳死は人の死」という安易なきめつけが、医療現場に広がっている実態を明らかにしている。
ジャーナリストの福本英子氏も「人体の資源化がはじまる」との一文を寄せ、歪んだ医療技術が人の命や倫理を脅かす時代になったことを述べている。 |
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人間の行方 = 二十世紀の一生、二十一世紀の一生 =
多田富雄・山折哲雄:著
ISBN:4890361030、文春ネスコ、価格(税別):\1,600、237p 19cm
多田富雄氏は、免疫に関する研究の世界的権威者。山折哲雄氏は、日本人の古くからの死生観に詳しい宗教学者。この本は、二人の対談を収めたもので、“生命操作”の時代を迎える中で、人間の命や生き方をどうとらえたらよいかなどを論じている。二人は、脳死を人の死とすべきではないという立場だ。
文中、ニューヨークの移植病院で脳死肝移植を受けたアメリカ人女性の言葉が紹介されている。その女性は、移植を受ける前は、臓器を得るために他人の死を願い、自分で誰かを殺してでも臓器が欲しいと思ったことを告白している。他者の命の犠牲の上に救命されても、精神的な苦悩や罪悪感に襲われる。身体は癒えても、心は癒えないのだろう。医療の技術論だけではわからない、人間の心の複雑さがそこにはある。 |
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脳死移植報道の迷走
浅野 健一:著、ISBN:492471836X、創出版、価格(税別):\1,600、236p 19cm
著者は元共同通信社のベテラン記者。昨年三月から十月まで、厚生省の公衆衛生審議会臓器移植専門委員会委員を務めた。過去四例の脳死移植における報道の実態と、その後の議論を徹底検証。 |
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脳死・臓器移植 拒否宣言 = 臓器提供の美名のもとに捨てられる命 =
山口 研一郎・桑山 雄次:著
ISBN:4072274887、主婦の友社、価格(税別):\1,500、191p 19cm
山口氏はどんな重傷患者の命も見捨てないとする脳外科医。桑山氏の次男・敦至くんは交通事故にあい、「脳死寸前」の状態から生還するが植物状態に。しかし、山口医師と出会い、懸命な治療により しだいに回復。意識的反応を見せるようになり、重度の障害を持ちながらも小学校へ復学。二人は本書で、“脳死"を切り札にした“重傷患者の安易なドナー化"に強く反対している。 |
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臓器移植 我、せずされず
池田 清彦:著
ISBN:4094043012、小学館、価格(税別):\495、222p 15cm
著者は生物学者で「脳死はペテンである」「ドナーを拒否する人は上品で賢く、ドナーになろうとする人は下品で愚か」と断言。科学的論考と痛快な語り口で脳死移植を徹底批判している。 |
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脳死は本当に人の死か
梅原 猛:著
ISBN:4569610102、PHP 研究所、価格(税別):\1,100、189p 19cm
著者は元脳死臨調メンバー。脳死臨調の結論と違う方向に臓器移植法を変えるなら、脳死臨調を再招集し、議論し直すべきと主張している。 |
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