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異議あり!脳死・臓器移植

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異議あり!脳死・臓器移植、表紙『異議あり! 脳死・臓器移植』

渡部良夫 監修/人類愛善会・生命倫理問題対策会議 編

発行:天声社 定価:1200円
(本体1,143円+税)
ISBN4-88756-031-1

緊急増刷!全国書店で発売中 !!
それでもドナーになりますか!?

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ドナーカードをもつ前に、必ずお読み下さい!

プライバシーの名の下に報道されない臓器摘出の真実。
”ドナーカード”を持つことは、どういう意味を持つのか?
各界の権威が、波間に漂う「死」を多様な切り口で検証した。

移植一辺倒の医療界にメス。 待望の書 堂々発刊

マスコミが伝えない
移植医療の陰に隠された真実

最先端救命医療技術で
救われていたかもしれない
ドナー(臓器提供者)の尊い"いのち"

“移植反対派”は
なぜ、異議を唱えるのか
本書を読めば必ずわかります。
全国書店で発売中!!

1999年2月28日、高知赤十字病院で「臓器移植法」施行後初の脳死・臓器移植が実施されました。しかしマスコミが報道する内容は“移植推進派”といわれる厚生省や移植ネットワークなどからのものがほとんどです。偏りのない公平な情報が、一般には伝えられていません。この傾向は、今回の4例目までの場合も同様です。
そこで人類愛善会・生命倫理問題対策会議では、4月下旬、『異議あり! 脳死・臓器移植』を緊急出版することにいたしました。移殖に反対する人たち(著名な医師、看護婦、患者・家族、市民など)へのインタビュー、取材ルポを通し、脳死・臓器移殖にかかわるさまざまな問題を浮き彫
りにした内容です。
“推進派”の強調する「善意」「愛の行為」という言葉の裏にある真実を、あなた自身がお読みとりください

《書評》「臓器移植」は本当に究極の医療か? 山田 晃

 この本に出会ったのは3年余り前、「臓器移植」そのものの是非さえろくに議論されないまま、「脳死」による移植が法的に正当化され、不幸な死者から切り取られた臓器が急送される様子がしばしばテレビ画面で見られるようになったときでした。

 「臓器移植」自体に何となく違和感と疑問を抱きながらこの本を読んで、「人名救助」の美名の裏側で現実に行われていることの残酷さ、むごたらしさに目を覆いたくなる気持ちでした。

 確かに、他人の臓器を貰わなければ生き延びることの出来ない不幸な人々やその家族の方々にとっては、「自分が生きるために、他人の死を期待して待つ」ということがどんなことを意味するのか、冷静に考えるゆとりなどないでしょうが、正に、子供の頃よく見た「地獄絵」の下の方に描いてあった、死人の手足やはらわたをむさぼり喰っている「餓鬼」の姿を思い出さずにいられませんでした。

 仮に、現状では「臓器移植」が最先端医学の限界であるとしてやむを得ず是認したとしても、一方で、少しでも速く優れた人工臓器を作り出して、この忌まわしい状態から脱却しようと努力するならともかく、「臓器移植」に直接携わっている外科医は、自分の持つ「最先端技術」に得々としているのが現実です。

 しかし、この本を読んで、同時にこの問題に正しい観点から真剣に取り組んでおられる医師の方々も大勢いらっしゃることも知って、いくらかホッとしました。

 「臓器移植」がこれからも本当に究極の現代医学なのか、「脳死」を云々する以前の原点にかえって、皆でよく考えてみたいものです。ドナーカードに "YES" と記入するのは美徳でも人助けでもなく、かえって医学の真の進歩を遅らせるだけです。

2003年7月13日


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