開教120年記念出版、新修版・聖師回顧歌集・第四歌集『浪の音』が11月6日(大本開祖大祭)、刊行されました。
『浪の音』は明治33・34年ごろ(聖師、数え30・31歳ごろ)、大本が開教して10年ごろの様子が詠まれています。時代は20世紀に入ったばかりのころです(明治34年=1901年)。
開祖にご神示が降り、聖師と二代教主がご結婚。そして、開祖、聖師、二代教主方による百年前のご出修の一連の神事が始まります(冠島参りに始まり、沓島、鞍馬山、元伊勢、出雲、弥仙山岩戸籠りまで)。一連のお歌を拝読すると、大本のお道を開かれることがいかに困難であったかが、本当に目に浮かびます。
「大本は女性の教主(世継ぎ)」とのご神示が降った様子や、また二代教主の『おさながたり』にも見られるエピソード(聖師・二代教主が柴刈りに行かれたことなど)も、聖師によって詠まれています。
「出雲火のご用」に向かわれる途次、ご一行が鳥取県の岩井温泉(駒屋)に投宿され、聖師にとってはそのときが初めての温泉だったと詠まれています。その温泉で聖師は十数年来苦しんでおられた腰痛が一夜で全治されたそうです。(そのときの思い出がお深かったためでしょうか、後年、聖師は同じ温泉の宿屋(駒屋)に投宿され、『霊界物語』を口述されています)
開祖の瑞々しいお声が聞こえてくるようなお歌もあります。
(開祖は、聖師が川面に映る月を愛でられていたのをお知りになって)
「開祖『地の上の善悪美醜をにこやかに照らせる月はみろくの大神』
みろく様は私にとっても恋人とほほえみながら開祖は宣らせり」
皆さまもお読みいただけましたら、多くの“発見”があると存じます。
なお、歌集名(「浪の音」)の由来は定かでありませんが、本歌集の非常に大きなテーマの一つである二代教主ご懐妊(三代教主ご聖誕)のご神夢を聖師がご覧になった旅館が、(鳥取)賀露ヶ浜の「波の音旅館」だったそうです。また有名な賀露ヶ浜史蹟歌碑のお歌「海鳥の声かしましく賀露ヶ浜のあしたをなきて波の音高し」も同じところに収録されています。
新修版『浪の音』も、ご覧いただけばわかりますが、新しく挿入した地図なども入り、30年前の復刊本と比べてかなり読みやすくなっています。ると存じます。ぜひご一読をお勧めします。
(PS)次の第5歌集(『百千鳥』)では、いよいよ「弥仙山岩戸開き」が詠まれています。
【新修版】 定価(各巻)1,995円(税込、送料別)
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