おほもと Oomoto

出口王仁三郎著「新修・自叙回顧歌集」(全5巻)

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開教120年記念出版

新修版『百千鳥』(第5歌集)を刊行
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開教120年記念出版、新修版・聖師回顧歌集(全5巻)最後の第5歌集『百千鳥』は12月8日、完成しました。

この「12月8日」は、昭和16年、真珠湾攻撃の日米開戦の日。しかし大本にとっては、昭和10年、第二次大本事件勃発の日。もしあの事件がなければ、この歌集『百千鳥』は昭和11年ごろに出版される予定でした。(実際は戦後、昭和52年6月に初刊行)

聖師が大本の歴史をいかに大切に思われていたかについては、この『百千鳥』が第二次大本事件直前の昭和10年10月まで、当時の機関誌「真如の光」に連載されていたことからもうかがえます。昭和9年7月に発会した「昭和神聖会」が賛同者1千万人運動を展開している最中で、その責任者である聖師はお休みになる間のない中でしたが、この回顧歌の発表はやめられませんでした。

『百千鳥』には、「水晶の種」三代教主のご聖誕から「弥仙山岩戸開き」へと、大本の歴史が新しく転換する時期と同時に、聖師が「最大困苦をなめたりしが、今日の大本はこの時において発芽せり」と述べられている重要な節目の時期が詠まれています。

国のため、大本のために宣教に奔走される30歳代の聖師。三代教主ご聖誕(明治35年3月7日)の知らせは、宣教先の園部でお知りになりました。講話でもよく紹介されるエピソードですが、聖師による初期のみ教えの著述(500〜600冊)は、聖師が綾部を留守にされている間にすべて燃やされました。「神」「艮」の文字が貼られた掛軸数百本が園部にまで送られてきた、と詠まれています。

しかしいかなる妨害を受けようとも、「いま著述しておかねば、あとになっては時間がないから」と、聖師は当時の役員に気づかれないよう、夜中、布団をかぶって『道の栞』(教典)や他の著述をご執筆になっています。

本歌集のテーマに「宣教」があります。大本のみ教えを早く一般に広めたいと思われる聖師と、その一方で、「宣教はしなくてもいい。神様の力で勝手に大本の教勢は拡大する」と信じていた当時の役員。聖師さまの厳しいお歌が幾つもあります。

「大本の役員たちはどれもこれもじつとして居てひろまると思へり」

「大本は三千世界の大本ぢや人が自然によりくるとほざく」

「自己愛を立て通しつつ天地の誠誠とほざく役連」

なお、今回の新修版の口絵には、洋服姿のお写真(明治36年2月撮影)を掲載しました。大阪で3千人を前に講演されるとき、

「和服にては都合わるしと感じてゆはじめて洋服着ることとせり」

と、大都会での講演のために初めて洋装されたのだと詠まれています(聖師のこの洋服姿が当時の役員から「外国魂」「悪の鏡」と非難された..)。講演を聴いた聴衆は大本の教えに共鳴し、ついに「大阪本部」の設置が決まりました。ところが聖師のことを悪くいう綾部の役員の言葉が伝わり、挫折。その後も聖師は多くの人を導かれましたが、そのたびに妨害が入りました。

「弥仙山岩戸開き」(明治36年旧4月28日)の様子も回想されています。そのときの一行は総勢36人。この36人が当時の信徒の総数だった...と聖師。どれだけ人を導いても、役員・信徒の言動により、皆大本から離れていってしまう... 聖師のご心中はいかばかりであったことでしょう。しかし当時の人たちを現代の私たちが非難することはできません。聖師のご神格が明らかにされていなかった当時、やむをえない事情もあったようです。当時の先人の多くは大正5年「神島開き」のあと、主一無適の信仰を捧げて大本発展の礎になられました。(口絵写真では、大本草創期の役員・信徒のお顔がよくわかる記念撮影も掲載しました)

そのほか、聖師による「三度目の高熊山修行」など、この回顧歌集は貴重な歴史の宝庫です。

【新修版】 定価(各巻)1,995円(税込、送料別)

  • 第一歌集『故山の夢』(平成18年8月7日刊行)B6判・上製本、口絵8ページ、本文352ページ
  • 第二歌集『霧の海』(平成18年9月8日刊行)B6判・上製本、口絵8ページ、本文352ページ
  • 第三歌集『青嵐』(平成18年10月8日刊行)B6判・上製本、口絵8ページ、本文360ページ
  • 第四歌集『浪の音』(平成18年11月6日刊行)B6判・上製本、口絵8ページ、本文352ページ
  • 第五歌集『百千鳥』(平成18年12月8日刊行)B6判・上製本、口絵8ページ、本文376ページ
  • www.tenseisha.co.jp/

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