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大本の近年の主張〜声明、見解、要望書

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「人クローン胚作製の全面禁止」に関する要望書提出

平成13年1月末、米国とイタリアの不妊治療専門医らがクローン人間計画を発表し、クローン人間の誕生が懸念されているが、4月6日、同計画推進者の一人、イタリア人医師セベリノ・アンティノリ氏がアラブ首長国連邦で開かれた会議で、クローン人間の妊娠成功を発表したことが報じられた。その真偽は不明だが、事実とすれば極めて深刻な問題であるため、大本本部は4月8日、総合科学技術会議議長の小泉純一郎内閣総理大臣に対して、クローン人間誕生の禍根を断つためにも「人クローン胚」(母胎に戻し成長すればクローン人間になる)に関する研究を全面的に禁止するよう求める要望書を提出し、国の専門委員会(総合科学技術会議・生命倫理専門調査会)にも同文の写しを送付した。

日本はクローン規制法(平成13年6月施行)でクローン人間誕生について法律で禁じ、また同法に基づく文部科学省の研究指針(特定胚研究指針)では「人クローン胚」作製を基本的には当面禁止としているが、研究上の有用性があることを理由に、研究の余地を将来に残している。大本本部はこれまでクローン規制法案審議の際、また研究指針案策定の際にも国に要望書を提出し、日本が世界に率先して「生命の尊厳」を訴え、クローン人間誕生につながる「人クローン胚研究」の全面禁止を明文化するよう求めていた。

平成14年4月8日

内閣総理大臣
総合科学技術会議議長
小泉 純一郎 様

京都府亀岡市荒塚町内丸1番地
宗教法人 大   本
代表役員 島本 邦彦

「人クローン胚作製の全面禁止」に関する要望

4月6日付読売新聞によると、「クローン人間計画の推進者であるイタリア人医師セベリノ・アンティノリ氏は、アブダビでの講演で、クローン技術による妊娠に成功し、現在8週間に達していると発表した。事実とすれば、史上初のクローン人間が年内にも誕生する可能性がある」と報じられた。

クローン人間誕生は“自然の摂理”や“生物進化の法則”に反する重大な過ちである。さらに、クローン牛に見られる高い死亡率や先天性の異常発現など、クローン技術に伴う危険性が指摘される中でこれを人間に応用することは、人類史に禍根を残す“科学の暴走”であり、科学技術が地球環境破壊を引き起こしたのと同様、人類そのものの生存さえ脅かす決定的な端緒となるものである。

わが国は一昨年12月、クローン規制法を制定し、いち早くクローン人間誕生を法律で禁じたが、クローン規制法に伴う研究指針(特定胚研究指針、昨年12月文部科学省告示)では、クローン人間につながりかねない「人クローン胚作製」については、将来の研究の余地を残しており、明確には否定していない。クローン人間誕生が現実味を帯びるなか、わが国はクローン人間のみにとどまらず、その禍根を断つためにも「人クローン胚作製の全面禁止」を明確にし、将来にわたってその研究の道が開かれないよう、強く要望するものである。

以 上

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