おほもと Oomoto

大本の近年の主張〜声明、見解、要望書

  1. グローバル
  2. > 日本語ホームページ
  3. > 見解・声明

 人クローン胚作りの全面禁止を求める要望書を提出

大本では、正しい生命倫理観の確立を訴え、人の生命の始まりであるヒト胚等を使った研究に対し平成12年来、繰り返し反対の意を表している。特に人クローン胚研究については、クローン技術規制法案審議の際(平成12年11月)、同法の研究指針案(「特定胚」研究指針案)意見公募の際(平成13年7月)、総合科学技術会議・第16回生命倫理専門調査会ヒアリングの際(平成14年4月)、さらに本年・平成16年2月に実施された「ヒト胚の取扱いに関する基本的考え方」(中間報告書)意見公募の際にも、国に対して人クローン胚研究の道が開かれぬよう繰り返し要望してきた。

第38回生命倫理専門調査会(7月13日)において、研究目的の人クローン胚作りを条件付きで認めることなどを盛り込んだ最終報告書(「ヒト胚の取扱いに関する基本的考え方」)がまとめられ、7月23日開催の総合科学技術会議本会議に提出されることが報じられたため、大本本部は7月21日、総合科学技術会議・議長(小泉純一郎内閣総理大臣)ならびに同議員に対し下記「要望書」を提出した。また生命倫理専門調査会に対しても同文を送付した。

平成16年7月21日

人クローン胚作りの全面禁止を求める要望書

大 本 本 部

大本教団はこれまで、人の胚(受精卵)やクローン胚の研究に繰り返し反対の意を表明し、国に対し慎重審議を求めてきたが、このたび総合科学技術会議・生命倫理専門調査会が、議論不足を指摘する委員複数からの声があったにもかかわらず、研究目的の人クローン胚作りなどを強行採決し、拙速に結論を導いたことは甚だ遺憾である。

胚は「生命の始まり」であり、その尊厳性は成人の場合と本質的に相違するものではない。人の胚やクローン胚を扱う研究は、生命を被験対象としてモノ同様に操作・破壊(滅失)する非人道的研究である。そのような研究が一般に正当化されれば、生命の尊厳が軽んじられ、生命全般に対する慈しみや愛情といった人間本来の温かい感性も失われていき、今日さまざまな社会的事件の根底にある唯物的人間観や生命軽視の風潮はさらに助長され、心の荒廃をいっそう深めることになる。

またクローン胚は、高等動物にありえない無性生殖による生命の始まりであり、その作成は大自然が悠久の時をかけて築きあげてきた“生物進化の法則”や“自然の摂理”に反する重大な過ちであって、人類史に汚点を残す“科学の暴走”以外のなにものでもない。このような生命を人間が恣意的に作り出し、利用することは、人類が20世紀、国益や人間の欲望にもとづく科学技術の応用によって、核兵器の誕生や、地球環境破壊を引き起こしたのと同様、人類そのものの生存さえ脅かす端緒になるものである。

大本教団としては、大自然の法則を謙虚に受けとめ、生命の尊厳を重んずる平和社会の実現をねがい、人の胚、クローン胚を扱う研究に対して再度反対の意を表するとともに、わが国における人クローン胚研究が将来にわたって全面的に禁止されるよう、強く要望するものである。

以 上

大本の近年の主張〜声明・見解

《最新》
脳死・臓器移植
ヒト胚・ES細胞研究
遺伝子組み換え作物
その他
日本語ホームページへ戻る
Ĉiuj rajtoj rezervitaj de OOMOTO.
©2010 OOMOTO. All rights reserved.