この度、高知赤十字病院で行われた、脳死からの臓器摘出についての宗教法人「大本(おおもと)」の見解を送付いたします。
教団「大本」は、従来より教えに基づき、「脳死」は人の死でないとの主張を続けてきた。しかし「脳死」を人の死とした臓器移植法に基づき、脳死判定が行われ、「脳死者」から心臓等の臓器摘出が行われたことは、大変遺憾である。
脳死状態に至るまでに可能な限りの救命治療が施されたのか。入院からわずか3日目にして「臨床的脳死」の診断がくだされるなど、救命のための治療がおろそかにされたのではないかとの疑問が残る。
「脳死」は、あくまでも臓器移植のために作られた便宜的な死であり、すべての人が納得している「死」とは言い難い。
「脳死」からの臓器移植がすすむことは、結果として生命軽視の風潮を助長し、ひいては人類の未来に大きな禍根を残すことになる。今後も大本は脳死を人の死とすることに強く反対し、そのための啓発活動を続けていく。
※上記、教団声明を、宮下創平厚生大臣宛、野本亀久雄日本移植学会理事長宛、開発展之高知赤十字病院長宛発送しました。