この度、慶應義塾大学病院で行われた、脳死からの臓器摘出についての宗教法人「大本(おおもと)」の見解を送付いたします。
高知赤十字病院での臓器摘出における様々な疑念が払拭されないまま、この度、国内2例目の「臓器移植法」に基づく臓器摘出が、慶應義塾大学病院において行われたことは大変遺憾である。
脳死になろうとする患者に対し、脳低温療法をはじめとする適切かつ十分な救命処置が行われたのか疑問である。
患者のプライバシー保護の名の下に、患者の病状、またそれに対する医療行為の詳細が開示されていないことに疑念を抱き、強く抗議するものである。
大本は従来より教に基づき、脳死は人の死ではないとの見解を明らかにし、脳死からの臓器移植に強く反対してきた。「脳死」からの臓器摘出が進むことは、結果として生命軽視の風潮を助長し、ひいては人類の未来に大きな禍根を残すことを憂うものである。
今後も大本は脳死を人の死とすることに強く反対し、そのための国民的啓発活動を続けていくことを声明する。
※上記、教団声明を、宮下創平 厚生大臣宛、神崎 仁 慶應義塾大学病院長宛に、また各報道機関宛に送付しました。