まず初めに、私が故郷ポーランドから持ってきました心からの挨拶を皆様方に申しあげたいと思います。わずか3か月前私は日本に滞在する機会に恵まれました。綾部にも短い期間ですが滞在し、亀岡ではエスペラント普及会80周年記念行事にも参加させていただきました。もちろんエスペランチストとして大本の事は知っていました。エスペラントの雑誌やエスペラント世界大会での大本分科会のおかげです。しかし、昨年の大本訪問によって大本の神髄に触れ、大本での日々のリズムに触れ『一つの神』『一つの世界』『一つの言語』というスローガンの琴線にふれました。
エスペラントは皆様にとって現実のものです。世界で我々のエスペラント放送を聞いてくれている人たちの中には多くの大本のエスペランチストがおられます。大本五代教主出口紅様の完璧なエスペラントでの素晴らしいお言葉が印象に残っています。その御挨拶をエスペラントで放送し、大きな反響を得た事に私自身誇りを感じています。反響は日本からだけではなく、チェコ、フランスといった国からも届いています。
日本で皆様方と交流する事は、私にとって以前には予期しなかった大切な人生体験であります。しかし、こんなに早く大本にもどり、節分大祭に参拝できるとは想像も出来ませんでした。驚きの気持ちで、次の事を予感しています。今回の参拝によってより深く次の事を理解する事になるでしょう。『神の前では私達は人類大家族のなかの兄弟であること』『善良の神は清い魂を守り、神の教えの素晴らしさのなかで成長する人をお守りになるのです。』大本の節分祭は国、宇宙の潔斎であると聞いています。また、節分は大本開教の大事な日であることを知りました。皆様と共にこのような意義ある祭典に参拝できますことを名誉に思います。
私自身、ローマカトリックの信者で、大いなる敬意をもって教会の教えに耳を傾けています。大きな喜びを持ち、私は教皇パウロ2世の絶えまない努力に従うのです。教皇は、エキュメニカル対話、宗際対話に対して積極的に取り組まれています。ポーランド人としてポーランド人の教皇がイタリアのアシジでの宗際会議を招集され、宗際対話を始められたことを誇りに思います。しかし、より重要な事はその対話が今も継続されている事です。皆様方の代表がこのような宗際対話に参加されていることを、エス文大本で興味をもって知る事はエスペランチストとして大きな喜びです。大本のメッセージである『一つの神』『一つの世界』『一つの国際語』が真実である事を確認出来るのです。しかしそのことによって私は自分の宗教への信念がゆらぐことはありません。
一つの言語。もうひとつお話したい事があります。先程すでに述べたように、私は大本五代教主、出口紅様の美しいエスペラントとそのすばらしいお話に深く感銘しました。御存じでない方もおられるかもしれませんが、教皇パウロ2世もエスペラントを使われます。ポーランドの巡礼地であるチエンストホーバに集まった世界中の若者に対して2度エスペラントで話し掛けられたのでした。ローマの聖ペテロ寺院の広場でエスペラントチストの参加者にエスペラントでメッセージを送られました。毎年2回復活祭、クリスマス、にその他の言語と共に、エスペラントで祝福の言葉を伝えられます。本当の意味で『一つの神』『一つの世界』『一つの言語』を認識しているのです。
以上のような気持ちで私は節分大祭に参拝しております、この事を可能にしていただいた皆様に感謝申し上げますと共に、この体験を是非ポーランドにもちかえり私の番組でも紹介させて頂くつもりです。
もう一度今回再び大本に参拝し、皆様と御会い出来ました事に対して心より感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。
(2004年2月3日、綾部市梅松苑の長生殿で節分大祭を前に海外来賓代表としてのスピーチ)