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第二次世界大戦終結70年
平和アピール

大   本    
人類愛善会    

 8千万人もの尊い生命(いのち)が犠牲になった人類史上最大の戦争・第二次世界大戦が終結し、70年を迎えましたが、今日もなお世界各地の紛争はやまず、大国の思惑や利害の対立も加わって、再び大規模な戦争へと向かいかねない危機的な状況が生まれています。
 万物をお造りになられた神は人類共通の親であり、神の御目より見たまえば、人はすべて「神の子」であり、同胞であり、親しい兄弟姉妹です。そのような人間同士が、傷つけあい殺しあってはなりません。その当然の倫理が今、改めて問われています。
 原爆をはじめ悲惨な体験をした日本は、終戦後、二度と戦争の悲劇を繰り返すまいと決意し、世界に先駆けて「戦争放棄」を謳(うた)った平和憲法を制定して、戦いに明け暮れた人類の歴史に終止符を打つべく、新しいページを開きました。日本は今こそ、戦争の根絶に向け、日本国憲法の平和精神を世界に強く訴え、世界連邦実現への道の探究をさらに進めつつ、平和へと牽引すべきです。
 昭和10年、当時の国家から空前絶後の弾圧を受けてより、戦時中も獄中に過ごした大本の教祖・人類愛善会初代総裁の出口王仁三郎師は、「天が下のおだやかに治まる道は、兵の強きがためではない。国民が天道を信じて誠の道をまもるによるのである」「日本の精神を貫かんがためには、時により利益損害を度外におきて活動せざるべからず。これぞ日本国の特殊の主義なり。日本は世界中を救(たす)くる責任を有す」と述べています。
 すなわち、真に平和をもたらすためには、軍事力ではなく、すべての人々が「人群万類愛善」の心になって、道義的に治めることが肝要であり、特に日本および日本人には世界を救(たす)ける使命と責任があることを示しました。
 日本は、古来、多様な文化や技術を吸収し、同化、美化し、包容力のある精神文化「和のこころ」を培ってきました。その世界に誇るべき精神文化に省みて、自国の利益、目先の利益のみを考えるのではなく、世界中の人々が未来永劫(えいごう)、幸せに暮らせるよう、国を越えて助け合い、礼儀を重んじる品格ある国になってこそ、世界から敬愛され、信頼される国となるのです。
 しかし、昨今の安全保障法制に関わる問題は、戦後70年間守られてきた平和な国のあり方が脅かされ、誤った方向へ進む危険性があると言わざるを得ません。さらには、この安全保障法制問題とともに、食・農・環境・医療制度などにさまざまな影響を与えるTPP(環太平洋経済連携協定)や、原子力発電再稼働などの諸問題の根底に共通して見えるのは、「生命(いのち)」を軽んじる人間の驕(おご)りと、「われよし(利己主義)」「強いもの勝ち(弱肉強食)」の精神であります。
 わたしたち大本・人類愛善会は、日本国憲法の平和精神のもと、「われよし」「強いもの勝ち」の風潮を正し、生きとし生けるすべての生命(いのち)を尊ぶ、真の世界平和の実現に向かって、人類愛善精神を日々の暮らしに実践し、大本・人類愛善会の諸活動を通して、共に手を携え、世界に貢献していくことを誓います。

 平成27年(2015年)8月7日